◆白の個性と反対色(青紫)の個性の説明
白色の意味するものはDedication(献身)です。
白色とその反対色(青紫色)は共に救済軸上に位置し、共通するのは、他者への関心です。
自分への関心より他人への関心が勝るというのが共通して現れる特徴です。また動軸が隠れることによって、動的エネルギーは弱くなります。これは「体力に乏しい」という傾向を生みます。
更に動軸は活動の方向性を決めますが、これが隠れるということは、活動の方向性を持たないということになります。あるときは止める力となり、ある時は動かす力となり、一貫したものはありません。周囲からすれば「行動の予測ができない人」という受け止められ方をします。
白色の傾向性としては、他者への関心が、何か人のためになることをしたい、という欲求となって現れ、かつ自分への関心が薄いため「献身」という形で表現されます。一種の自己犠牲ですが、緑色に現れる自己犠牲との違いは、守るものが存在するかどうかです。緑色の場合守る明確な対象を必要とするのに対し、白色の自己犠牲はそれを必要としません。献身的に生きることそのものが、このタイプの人の理想であるからです。
一方反対色の青紫色が示すのはVirtue(美徳)です。このタイプの人は、どこか自分の生まれの高貴さを自覚しています。これは現実の生まれの高貴さ、ということではもちろんなく、自分が心の高貴さを、幸運にも失わずにいられた、という自覚と感謝の心が備わっている、ということを意味します。
よくNobles Oblige といいますが、高貴なるものは、奉仕の責任を持つ、という考えをこのタイプの人は無意識に持っています。白色と同様献身的な側面はあるものの、白色が、自分の目の前の対象に向けて、自分を投げ出すのに対し、青紫色は全ての人の不幸を取り除く、ということに自分を捧げます。
勿論程度の差はあるでしょう。ですが、白色は個人に向けて関心が働き、青紫は全体に対して関心が働く、ということは一貫して言えることになります。
性分の影響も見ていきましょう。
白色(⑨番)、青紫(⑲番)ともに性分のバランスの偏りは大きくありません。またどちらも霊性が最も強い、ということが共通します。白色はその次に理性が強く、次いで感性、知性となります。
動機は直観からきますが、理性で筋道がつけられ、また感情的でもなく、強い意志力を持って無私を貫きます。意外に思われるかもしれませんが、白色のタイプは、目の前の不幸な人に対し、自立を求めるのです。ホームレスの人に職業訓練を受けさせて自立を促す、というようなことと考えればわかりやすいでしょう。これは愛情として考えるなら父性的な愛情に近いものになります。
また、このような特性から、一種の威圧感をこのタイプの人から感じることもあります。無私ということは失うことを恐れないということであり、そこに無言の圧力を感じるのです。
青紫(⑲番)も霊性を動機としますが、続くのは感性であり、理性、知性となります。これは自分の心をその直観に従って瞬時に動かすことができることを意味し、共感という能力になります。
青紫のタイプはこの共感の力によって、人を受け入れ理解する能力に長けており、相手に安らぎを与えます。愛情としては母性的な愛情であると言えるでしょう。
しかしこれを甘さと捉える人もいるかもしれません。自分に厳しく人に甘い、という特性がこのタイプには宿っているのです。
白色が緑色方向にシフトした場合(⑧番)、自律軸が隠れることにより、自分を自分でコントロールする、という感覚が失われます。
一方理性と知性が支配的になり、更に理性が知性を凌駕するため、極めて強い信念に従って行動する人格となり、理知が強く機械的な印象になります。このタイプは軍人に譬えることができます。平和のために自分という個性を捨て、ただ淡々と職務をこなすのがこのタイプの特徴です。
白色が赤方向にシフトした場合(⑩番)については、青の個性の項でも説明しましたが、活動軸が隠れることと、感性と霊性が強くなり、しかも霊性が感性を凌駕することから、衝動的な行動が特徴的となります。衝動的に他人を扇動して動かす力があり、白色の持つ威圧感を助長します。
青紫が紫方向にシフトした場合(⑱番)は知性と感性が支配的になり、知性が感性を凌駕します。感性は知性で覆われて普段は見えませんが、内に激情を秘めたタイプとなります。自律軸が隠れ、自分で自分をコントロールする感覚が失われるのは⑧番と同じですが、機械的な印象はありません。美徳の対象が社会の秩序に変化し、人間力で社会の安定を図る人となります。
青紫が青方向にシフトした場合(⑳番)は、これも青の個性の項で言及しましたが、活動軸が隠れること、理性と霊性が強くなり、霊性が理性を凌駕することから、インパクトを求める性質が特徴的となります。また願望軸-の方向に移動するため、このインパクトは行動ではなく、思想的なインパクトとなります。独自の美意識を持ち、周囲にインパクトを与える人、というのがこのタイプの特徴です。
以上が白の個性となります。
